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内向的な性格のぼくが2冊の本を読んで悩みが消えた話

世の中には外交的な性格の人(外向型)と内向的な性格の人(内向型)がいます。

 

自分が内向的な性格ってことで悩んでいませんか?

 

内向的だと、人と話すのが苦手だったり、人見知りだったりネガティブな性格だと捉えがちですよね。

 

ぼくも子供の頃から内向的な性格で、なかなか友達を作れないことや、周りの人たちみたいにお喋りできないことに悩んでいました。

 

そして自分の性格を直して、もっと明るくならなきゃと思っていました。

 

しかし内向型のために書かれた二冊の本に出会い、内向型の強みや生き方を知り、今までのことが嘘だったかのように悩みが消えました!

 

この記事では、ぼくが読んだ二冊の本を紹介し、ぼくの体験談も交えながら「内向的な性格で悩む必要がない」ことについてお話しします。

 

 

1冊目:『内向型を強みにする』

ある日、アマゾンで『内向型を強みにする』という本を見つけ、読んでみました。

 

これがぼくにとっては運命的な出会いで、「まさに自分のための本だ!」って思ったんです。

 

著者は「マーティ・O・レイニー」というアメリカの女性で、内向的な性格の持ち主です。

 

この本では、内向型と外向型の違いについて、具体例と医学的な根拠を交えながら解説しています。

 

要約

要約すると、

  • 世の中の人間の75%は外向型で多数派である。
  • そのため、会社や学校、パーティーも含め、社会は外向型のために作られている。
  • だから内向型が社会に馴染めないのは当たり前である。

 また、

  • 外向型と内向型ではエネルギーを得る方法が違う。
  • 外向型は多くの人とお喋りし、遊ぶことでエネルギーを得る。
  • 内向型は一人でゆっくりと過ごす時間からエネルギーを得る。むしろ多くの人と一緒にいるとエネルギーを奪われてしまう。

って感じです。

 

 

パーティーなんて大っ嫌い!

中盤の章では、具体例として「内向型がパーティーを乗り切る方法」について書かれていて、かなりのページ数が割かれています。

 

これが結構面白くて、内向型あるあるって感じでした(笑)

 

内向型って外向型にはわからないかもしれませんが、パーティーが大っ嫌いなんですよ!

 

たくさんの人と取っ替え引っ替え、他愛もない会話をするのが地獄なんですよね。

かといって端っこでぼっちになるのは惨めだし...

 

著者がアメリカ人なのでパーティーですが、日本では飲み会でも当てはまりますね。

 

 

ぼくはこの章を読んで、内向型がパーティーが苦手なのは当たり前だし、なんなら行かなくていいし、それでも行くんならこうやって乗り切ればいいんだ!ってことが分かりました。

 

 

『内向型を強みにする』のまとめ

この本のおかげで、内向型は外交型に比べて劣っている訳ではないし、直す必要もない(むしろ直せない)ということが分かりました。

 

そしてこの本の趣旨は、内向型の人が、外向型のために作られたこの世界の中で、どうやってうまく生きて行くかという点にフォーカスされているように感じました。

 

 

2冊目:『内向型の生き方戦略』

1冊目を読んだ時点でもだいぶ自分の心は軽くなっていたのですが、日本人が日本人のために書いた本も読んで見たいと思い、『内向型の生き方戦略』 を読みました。

 

著者は「中村あやえもん」さんです。

 

内向型についての大まかな考え方は1冊目と同じでしたが、さらに多くの考え方と勇気を得ることができました。

 

要約

要約すると、

  • 外向型か内向型かは刺激への感度によって決まる。
  • 刺激にニブい人が外向型。刺激に鋭いのが内向型。
  • 「人付き合い」は刺激が強い。なので外向型は人付き合いが心地よく、反対に内向型には刺激が強すぎて不快に感じる。
  • 読書や映画鑑賞などの刺激が弱いことでも、内向型は楽しむことができる。反対に外向型は退屈で楽しめない。

 そして、

  • 外向型は社会維持に、内向型は境地開拓に適している。

って感じです。

 

社会維持と境地開拓 

外向型は社会維持に向いています。

いい大学に入って大企業で働き、結婚して子供を育てるという一般的な幸せ、つまり社会維持を目的とした幸せを求めます。

 

一方、内向型は境地開拓に向いています。

一人で自分の好奇心に従い、誰もなし得なかった生き方、つまり境地へ踏み込み開拓することができます。

 

逆に、内向型が社会維持を目的とした生き方ををしてしまうと、途端に元気を無くしてしまいます。

 

ブロガーやユーチューバーのような生き方は境地の一例だと思います。

 

ゆとり教育は大成功!?

この本の終盤では「ゆとり教育」が失敗した理由について、外向型・内向型の観点から説明しています。

 

ゆとり教育とは、従来の知識や暗記を重視した教育から、学習時間・学習内容を減らして思考力を鍛えようとするものでした。

 

著者はこの教育方針は全体のたった二割しかいない内向型の子供にしか通用しないやり方であり、八割を占めるの外向型の子供は時間にゆとりができた分だけ際限なくダラけてしまった主張しています。

 

そのため全体の平均としては学力が低下し「ゆとり教育」は失敗したと言われている訳です。

 

この主張については「なるほどな!」と納得しました。

 

ぼくは「ゆとり教育」最高じゃん!なんで批判されてるの?って昔から思っていたのですが、それは自分が内向型だったからなんですね。

(外向型にとってもダラけられてある意味最高だったかもしれませんが笑)

 

そして内向型のぼくが小学校から高校までフルでゆとり教育を受けることができたことは、とてもラッキーだったなと思いました。

 

 

『内向型の生き方戦略』のまとめ

外向型と内向型では向いている生き方が違うことがわかりました。

 

そしてこの本では内向型は、外向型の社会(社会維持を目的とした学校や会社)から抜け出し、境地を探し求めることを推奨しています。

 

この点は1冊目とは異なる主張です。

 

1冊目の『内向型を強みにする』では主に、外向型の社会の中でどのように内向型が生き抜くのかという点にフォーカスされていましたから。

 

内向型がすでにもっているポジション(学歴や企業)を捨てて、境地に向かうのはとても勇気がいることだし、周りから見たら勿体無いと思われるでしょう。

 

ですが、本当に自分の境地を開拓することができたときに一番の幸せが手に入るのだろうと思いました。

 

 

さいごに

ぼくはこの2冊を読んで本当に人生が変わりました!

 

今まで内向的な性格を何年も悩んできたのに、「内向的でいいじゃん!」って思えるようになりました。

 

飲み会がアウェーで辛いんなら「行かなきゃいいじゃん!」って思えるし。

 

初対面の人と上手く話せなくたって、「そういう性格なんだから」って割り切れるようになりました。

 

それでもぼくら内向型には、外向型が真似できない長所があるってことも同時にわかりました。

 

それは例えば、

 

読書とか音楽鑑賞とか、日常の些細なことからでも大きな幸せを感じることができるとや、

 

一つのことに熱中してとことんハマることができるとか、

 

話すのは苦手だけど、文章を書くのは得意とか、

 

人の気持ちを察するのが得意だとか。

 

良いところもたくさんあるのです。

 

 

なので、内向型は決して劣っているわけではなくて、あなたとは性格が違うだけだよって思っとけばいいんです。

 

 

 

内向型を強みにする

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内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案

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