【読書メモ】すべての教育は「洗脳」である 堀江貴文
現代の学校教育が、産業革命が起きた頃から何も変わっていないということが理解できました。
つまり産業革命時代は、大量生産を行う工場では従順な作業員がたくさん必要だったため、学校で幼い頃から上司(先生)の命令に従うように訓練されていたのです。
そのようなイギリス発祥の学校制度が日本に持ち込まれ、現代までダラダラと続いているのです。
ですが、現代ではAIやロボットの普及によって、上司からの命令に従うだけの人間は必要なくなりつつあります。
また、現代でも学校や家庭では、いい大学に進み大企業に就職できれば幸せになれると子どもたちに教えていますが、それは高度経済成長期のわずかな期間に存在した幸せの形であり、時代遅れになっています。
経営難に陥った東芝や、東大卒の社員が自殺した電通などを見れば、大企業で働くことが幸せなんて嘘だとわかります。
また、学校で教わる学問的な知識も、インターネットの発達した現代ではググれば手に入るようなものばかりです。
今の子供たちに必要なのは、学校で教わる常識や知識ではなく、自分の好きなことにとことん没頭することです。
好きなことに没頭することで、楽しさを感じるだけでなく、深い学びにも繋がり、それが仕事になる可能性も出てきます。
例えばユーチューバーという職業が少し前までは想像できなかったように、今後はますます新しい形で自分の「好き」を仕事にできるようになるのです。
今の大人たちが自分のやりたいことを始めるために、会社をやめることができないのは、学校や家庭での「洗脳」を受けたからです。
つまり、我慢して勉強していい大学に進み、我慢して大企業で働き続ければ幸せになれると教えられていたため、辛い現状に我慢する”くせ”がついてしまったのです。
この「洗脳」を解くためにはまずこの本を読んで自分が受けた「洗脳」を理解することが大事です。
幸いぼくはとても校則がゆるい私立の中高に通っていたので、そこまで「洗脳」を受けていないと思います。
そのおかげで、このような本を手にとり自分の生き方や将来について悩んでしまうのかもしれません(汗
すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/03/16
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