「ColorMunki Smile」でiMacのモニターをキャリブレーションしてみた
ぼくは応援しているアイドルの写真をよく撮ってTwitterにアップしたりしています。パソコンでLightroomなどのソフトで色や明るさを調整しているのですが、パソコンが表示する色とiPhoneの色が違って見えることが多かったんですね。
パソコンはiMac 4K retina 21.5インチ 2015年モデルです。
そこでモニタキャリブレーションツールという商品があることを知り、早速購入してみました。
買ったのはX-rite(エックスライト)社の「ColorMunki Smile(カラーモンキー・スマイル)KHG0100-SM」です。
Macのモニターは優秀だからキャリブレーション不要なんて意見もあるみたいですけど、結果としては微妙に変化したのでキャリブレーションしてよかったと思います。
モニタキャリブレーションツールの種類
モニタキャリブレーションツールには「フィルター方式」と「スペクトル(分光)方式」の二種類があるらしいのですが、この商品はフィルター方式です。
フィルター方式は安価である代わりにフィルターが劣化しやすく、管理が悪いと正しい色で測定できなくなってしまうそうです。
今回は初めてだし安いのを選びました。(てかスペクトル方式は高すぎて買えません...)
キャリブレーションしてみた
開けるとこんな感じ
USBを接続した後、こんな風にモニター上に垂らします。
専用ソフトは公式サイトからダウンロードしました。付属のCDでもダウンロードできるはずです。
測定開始すると、いろんな色や明るさが表示されます。
結果!
キャリブレーション前↓
キャリブレーション後↓
わかりにくいですが、若干変わっています。
でも想像したよりも変化が小さくて、iMacのモニターは優秀なんだなぁと、喜んでいいのかよくわからない気持ちになりました。
でもぼくは人物写真の現像やレタッチをしているので、ちょっとした差でも肌色の印象がだいぶ変わってくるので、キャリブレーションしてよかったなと思います。
キャリブレーションしていないモニターで、正しい色なのかわからないまま現像レタッチするのは精神衛生上よろしくないと思いますし。
ちなみにキャリブレーション前の状態に戻したいときは、「システム環境設定」→「ディスプレイ」→「カラー」→「ディスプレイプロファイル」から変更できます。
思ったこと
Macのディスプレイは比較的優秀であるという噂は本当だったんだなと思いました。でもMacならキャリブレーション不要というわけではなく、人物写真を扱っている人なんかはキャリブレーションすることをお勧めします。
あまり変わらなかったとしても、キャリブレーションしておけば自分の中で納得感が違います。
あと、キャリブレーションしてから、iMacの色とiPhoneの色がかなり一致したように思います。iPhoneはキャリブレーションしてないけど、やっぱりApple製品だから優秀なのかもしれません。
自分がどんなに色を突き詰めたとしても、写真を見てくれる人が格安モニターとかで見ていた場合は結局色がずれるので、趣味でやってる分にはあんまり神経質になる必要もないかもしれませんね。
ちなみに「スペクトル(分光)方式」だとこんな製品があります↓