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【感想】『職業としての地下アイドル』をドルヲタが読んでみた

ぼくはKissBeeという一般的には地下アイドルと分類されるであろうアイドルグループを応援しているのですが、面白そうな本を見つけたので買ってみました。

地下アイドルである姫乃たまさんが書いた『職業としての地下アイドル』という本です。

 

職業としての地下アイドル (朝日新書)

『職業としての地下アイドル』の内容

はじめに、プロローグでは姫乃さんがアイドルになったきっかけと、アイドルとして働き過ぎてしまい一度引退したことが書かれています。

その後姫乃さんはアイドルに復帰し、このような本の執筆も行なっています。

 

第一章「地下アイドルとは何か」

ここではAKBなどを例に挙げて、地下アイドルが誕生した経緯が説明されています。

なぜ日本では完璧なアイドルではなく、普通の女の子とさほど変わらないような地下アイドルにもファンがつくのか、という話も書かれています。

 

第二章「地下アイドルの生態」

姫乃たまさんが実際に地下アイドルの複数のライブ現場で地下アイドルと地下アイドルファン、それぞれ約100人から収集したアンケートによって、アイドルとファンの実態に迫っていきます。

 

第三章「なぜ彼女たちはアイドルのようなものになりたがるのか」

地下アイドルになる女の子たちの多くは有名になりたくてなるようです。

アイドルとファンはお互いに強く承認欲求を満たし合う関係だそうです。

SNSの使い方などにも言及されています。

 

第四章「地下アイドルたちの精神と生活」

地下アイドルは病んでいる子が多いのかどうか、月収いくらなのか、職場に不満があるのかどうかなど書かれています。

アイドルとファンの恋愛についての考察もあります。

 

『職業としての地下アイドル』の感想

この本は姫乃さん自身のリアルな経験に基づいて書かれているだけでなく、客観的にアンケートの内容を分析する内容にもなっているので、かなり信用できて読み応えがありました。

地下アイドルは知らない人にとっては怪しくてよくわからない世界だと思われがちですが、この本を読めばどうしてこれほど地下アイドル文化が発達したのかがわかると思います。

地下アイドルファンの方には推しの気持ちをより理解する手がかりになるかもしれませんし、そうでない方にも読んで面白い内容だと思います。 

職業としての地下アイドル (朝日新書)

職業としての地下アイドル (朝日新書)

 

 

 

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