【書評 感想】メンタリズム 人の心を自由に操る技術 DaiGo
メンタリストDaiGoさんの著書「メンタリズム 人の心を自由に操る技術」を読みました。DaiGoさんはたくさん本を出していますが、これは2013年発行で初期の本です。タイトルはずばり「メンタリズム」。
最近の本では「恋愛」や「書き方」などテーマを絞った著書が多いのですが、これはメンタリズムについて全体的に書かれた本なので、初めて読むにはちょうどいいと思い購入しました。
内容
メンタリズムとは?
メンタリズムは超能力ではないそうです。体系化された心理学とも違います。メンタリズムとは相手を観察し心を読み解き、テクニックを使って自分の思うように操ることだそうです。
相手を操る基本テクニック
基本テクニックでは
- 作り笑いの見分け方
- 相手が自分の話に興味を持っているかどうかの見分け方
- 嘘の見分け方
- 相手の行動をコントロールする方法
- パーソナルスペースで距離感を測る方法
- ミラリングで信頼関係を深める方法
などが紹介されます。
これらは仕事や恋愛、友人関係でも使えるテクニックで参考になりました。
パーソナルスペースとは、自分の近くに相手が近づいたとき不快に感じる距離のことで、好意を持っている相手に対してはパーソナルスペースが小さくなるそうです。
面白かったのは、グラスの距離がパーソナルスペースと同じような関係にあることです。飲みかけのグラスは自分が口をつけたものなので、好意を持っていない相手のグラスとは距離を保ちたくなります。逆に異性が自分のグラスの近くにグラスを置いたら、それは脈アリのサインです。
ミラリングとは相手の動きを真似ることです。例えば、相手がカップを持ってコーヒーを飲んだら自分も同じようにコーヒーを飲むといった具合です。ミラリングを繰り返すと信頼関係が深まるそうです。
仕事を思いのままに操る
次の章ではメンタリズム応用編として、仕事を思いのままに操る方法が紹介されます。
ビジネスの相手からYESを引き出す方法など、営業や商談に関係するテクニックが多いです。学生の自分にとってはそれほど参考になりませんでした。
恋愛を思いのままに操る
最後に応用編として、恋愛を思いのままに操る方法が紹介されます。
気になる相手に自分が特別だと思わせる方法や自然にデートに誘う方法、恋人のいる相手を落とす方法などを知ることができます。参考になるし面白かったです。
感想
メンタリズムの本を読むのは初めてでしたが、面白くてあっという間に読み終えてしまいました。中には難しいテクニックもありましたが、明日にでも試せそうなものも多くありました。
ぼくはアイドルのヲタクをやっているのですが、推しの女の子がどれくらい自分に好意を持っているのか測るヒントもありました。
過去に大学で心理学の授業を受けたことがあります。心理学も面白かったですがメンタリズムはそれと全然違い、実践的な内容が多いです。
DaiGoさんの他の著書も読んでみたくなりました。