研究室の学生が教授を評価できるようにすべき
突然ですが、アマゾンで何か買うとき商品ページ内でどの情報を参考にしていますか?
ぼくはカスタマーレビューを一番参考にしています。出品者が書いている商品説明などはいいことしか書かないので信頼できません。カスタマーレビューの方が、損得勘定が無いの生の意見なので信頼できます。
それと同じように大学の研究室も実際に在籍している学生がレビューのように評価を付けて、これから研究室を選ぶ後輩のために公開するとよいのではと考えました。
授業では相互評価がある
ぼくが通っている早稲田大学では全ての授業で授業内容や担当教員を評価する機会がありました。最終週あたりに授業内容を評価する匿名のアンケートが配られて、授業の内容の充実度や教員の振る舞いなど様々な項目を5段階で評価しました。
アンケートの結果は公表されませんし、どの程度教員の立場に影響するのかはわかりません。ですが教員は少しはアンケートのことを気にして授業をしていると思います。
また早稲田にはマイルストーンという学生が主導となって発行している授業の情報誌があります。多くの授業の口コミをまとめて単位の取りやすさや授業の内容、雰囲気などをまとめたものです。早稲田の学生の大多数は時間割を組むときに参考にしていると思います。
研究室と教授の情報が少なすぎる
このように授業はそれなりに透明性を持って行われているのですが、研究室とそこの教授の情報は驚くほど少ないです。マイルストーンのような口コミ情報誌もアンケートもありません。大学が発行しているパンフレットの情報はとても少なく、実態を表しているとは言えません。
ぼくが研究室を選ぶときも情報が少なかったので、周りの意見に流されて何となく選んでしまいました。それでいま後悔しています。ぼく以外にも研究室選びで失敗して後悔している人は山ほどいるはずです。
失敗したからこそわかった研究室選びのコツについて記事にしています↓
研究室と教授が評価されるようになると
もし研究室と教授が在籍する学生によって評価されるようになれば、アカハラや長時間拘束などがあるブラック研究室が明るみになり、人気が下がります。大学本部で問題になるかもしれません。
教授はそんなことになったら困るので、学生に対して優しく接するようになるでしょう。
また研究内容が充実していたり教授の人柄が良い研究室も明るみになり、優秀な学生が集まってくるようになるでしょう。
評価制度があるとこのようによい影響がたくさんあると思います。誰か作ってくれませんかねぇ。